庭木の伐採・伐根・移植

Logging
枯れ木の伐採や抜根、樹木の移植といった作業では、高い技術と専門的な知識を要します。また、高木になればなるほど素人には危険で難しい作業となります。大がかりな伐採になると重機の使用や、伐採後のリサイクル処理なども必要になりますので、造園業者などのプロに工事を依頼するようにしましょう。
伐採・抜根工事
伐採とは、枯れた樹木や、育ちすぎて邪魔になった樹木を切り倒す作業のことです。また、抜根とは、切り倒した樹木の残りの部分を根っこから引き抜く作業のことをいいます。

伐採工事の目的

樹木の伐採工事は、おもに以下のような目的で行われることが多くなっています。
移植工事
現在生えている樹木を別の場所に植え替える作業のことです。移植の際には樹木を傷付けたり、枯らせたりすることがないよう慎重な作業が求められます。樹木の移植には、同じ敷地内に植え替えるケースと、敷地外に植え替えるケースの2通りあります。

移植の方法

同じ敷地内の別の場所に植え替える場合は移動が比較的簡単で、コストも安く抑えられます。ただし、樹木の移植は速やかに行わないと枯れやすくなってしまいます。また、樹木の根回しをきちんと行わないと植え替えても枯れるリスクが高くなってしまいます。そのため、敷地内に仮植え出来る場所がない場合には、造園業者などに依頼して、準備が整うまでほかの場所(敷地外)で管理してもらうのが一般的な方法となっています。

根回しの重要性

ある程度成長した樹木をほかの場所に植え替える際には、「根回し」という作業がとても重要になります。樹木にとって根は養分を吸収する部分であり、植え替え後も枯れずに成長させるためには根付けをしっかりと行う必要があるのです。しかし、移植の際には運搬が伴うため、運びやすいように根を途中から切断しなければなりません。そうすると、今まで水や養分を吸収していた根の先端部分(細根)がなくなってしまうため、そのままの状態で植えると水や養分の吸収が不十分となって枯れやすくなってしまいます。そのリスクを回避するために行うのが根回しです。植物には、根を切った箇所から細根がたくさん生えるという特徴があります。そこで、幹に近い部分に細根をたくさん生やして養分を吸収しやすい状態にさせてから移植を行うことが大切です。

根回しの方法

樹木の根回しの方法としては、最初に幹の直径の4、5倍ほどの根回りを、大体20cm前後の幅に掘り下げます。その際、太く張った根を3~4本だけ残し、残りは全部切り取ります。そして、残した根の露出部分は皮を剥いでおきます。植えつけるときには、根の直径の3分の2程度の深さに土を掘ります。植え込んだら土を埋め戻し、最後にたっぷりと水をかけて終了です。数ヶ月後には、切断した根の先から細根が発生してきます。

根回しに適した時期

前述のとおり、切った根の先から細根が生えてくるまでに数ヶ月は要しますので、移植の数ヶ月前には根回しを行っておくことが重要です。早ければ数週間~1ヶ月ほどで移植が可能な種類の樹木もありますが、より確実に移植を成功させるためには、遅くとも3ヶ月前には根回しを行っておくことをおすすめします。また、樹種によって植え付けに適した時期がそれぞれありますので、事前に調べた上で根回しを行う時期を考えるようにしましょう。

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