植栽工事

Planting_construction
造園で最も重要なポイントの一つが植栽です。植栽とは、庭などに新しく樹木を植えることをいいます。家の新築時や建て替えなどの際に、庭にシンボルツリーを植えるご家庭も多いようです。植栽工事とは、樹木の選定から植樹までを専門の造園業者に依頼する工事のことで、個人のお庭以外にも、街路樹や公園の植樹など様々な場所で見かけることができます。ここでは植栽の種類や、目的に合わせた植栽方法などをご紹介していきます。
植栽の種類
樹木には常緑樹や落葉樹など様々な種類があり、それぞれ特徴も異なります。植栽の目的や植える場所によって、どの樹木が適しているかも変わってきますので、まずは植栽の種類や特性をしっかりと押えておきましょう。

常緑樹

年間を通して緑の葉をつけている樹木のことです。おもな常緑樹には次のような種類があります。

樹木名

特徴

アラカシ

ブナ科。樹高が20mほどの常緑広葉高木で、主木や寄せ植えに適しています。また、剪定によって高さも抑えられるので、生垣などにも多く用いられています。庭に植えると落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。

シラカシ

ブナ科。光沢のある鮮やかな葉をつけるのが特徴的で、新緑の時期が最も見頃になります。また、秋になるとどんぐりが実ります。おもに目隠しや生垣として使われることが多いですが、寒さや風にも強く、風除けとしても適しています。

キンモクセイ

モクセイ科。秋に黄色い花を咲かせることで知られています。香りの良さも有名で、とても人気のある樹木です。刈り込みも自由にできるので、庭木をはじめ、生垣としても重宝されています。

ヨソゴ

モチノキ科。葉が茂りすぎないのですっきりとした印象を与えてくれる樹木です。5~6月頃には花が咲き、秋になると赤い実がつきます。成育が遅いのが特徴で、剪定も比較的簡単です。

プリペット

モクセイ科。生垣に適した樹木で、初夏に咲く白い花が印象的です。萌芽が早いので半年に一回くらいは刈り込みが必要です。

落葉樹

秋や冬になると葉が落ちる樹木のことです。おもな落葉樹には以下のような種類があります。

樹木名

特徴

ユスラウメ

バラ科。耐寒性が強いことで知られる落葉樹で、樹高は1~3mほどで、庭木や果樹として人気があります。初秋の時期になると実をつけます。この果実が熟すと食べ頃の美味しさになり、ジャムや果実酒などに用いることができます。一般的には赤実種と白実種の2種類が有名で、赤実種の方が果実がたくさん採れます。

エゴノキ

エゴノキ科。樹高が5~7mほどの落葉中高木で、古くから日本でも広域に分布しています。初夏には香りの良い白い花が下向きに咲き、満開の時期を迎えるととてもきれいです。また、ピンク色の花が咲く「ピンクチャイム」という品種もあり、庭木として人気があります。

シャラ

ツバキ科。「ナツツバキ」という別名で知られるツバキ科の落葉高木で、その別名が示すとおり夏にはツバキに似た花を咲かせます。樹高は最大で20mほどに達しますが、剪定で低くすることもできます。ピンクの花を咲かせる品種もあり、庭木やシンボルツリーとして根強い人気を誇っています。

ハナミズキ

ミズキ科。およそ100年前にアメリカから贈られた樹木で、シンボルツリーや街路樹として幅広い人気があります。丈夫で育てやすいのも特長で、春には白やピンク、紅色の花を咲かせます。

ボケ

バラ科。春に花を咲かせる落葉低木で、秋に花が咲く品種もあります。丸みをおびた赤や白、ピンクの花が鮮やかで、一つの花に2色が入ることもあります。品種も多彩で、庭木や生垣をはじめ、鉢植えなどでも人気があります。

植栽の目的
植栽を行う場合、ただ好きな場所に好きな植物を植えれば良いというものではありません。目的や植える場所に応じてそれぞれ適した植物がありますので、まずはどんな目的で植栽がしたいのかをよく考えることが大切です。

目隠し

目隠しのために樹木を植えたい場合は、一年中葉の落ちない常緑樹が適しています。

生垣

塀の高さに合わせ、手入れの簡単な低木を選ぶようにしましょう。生垣の場合も葉の落ちない常緑樹がオススメです。

シンボルツリー

シンボルツリーとは、祝い事などの際に庭木として記念に植える樹木のことです。庭を象徴するメインツリーにもなりますので、季節感のある落葉樹などを植えると良いでしょう。

テラス

癒しの場となるテラスには落葉樹がオススメです。夏には涼し気な木陰を作り、秋には紅葉が楽しめます。葉の落ちる冬には暖かな日差しが降り注ぎます。

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